テニス丸ごと一冊サービス（新装改訂版）のレビュー

コンチネンタルグリップで打つ”ナチュラルスピンサービス”の解説。
テニスマガジンに連載されていた記事をまとめたもので、若干ダブりもあるが全体的にはすばらしい内容。

冒頭の「ダブルフォルトするのはメンタルじゃない、技術の問題だ」という言葉は強烈。
私はこの本を読んでサーブの練習量を増やした。

以前はサーブのテイクバックが小さく脇が締まって肘をたたんだような感じになっていたが、この本でイチから腕を回す運動連鎖の部分のフォームをチェックしたところテイクバックを変えるだけで大幅に威力がアップした。

スピンサーブ、スライスサーブ、フラットサーブを全く別のモノと考えるのではなく、回転の方向と量が違うだけで何種類ものサーブになるという気づきがえられ、また”スピンサービス＝極端に逆ハネするキックサーブ”という偏ったイメージを取り払うことで、回転とスピードが両立したスピンサーブを打つことができるようになった。

昔からサーブは好きだったが、威力が上がり、コースや球種も打ち分けられるようになり、余計にサーブが楽しくなった。

初心者の方で厚いグリップでサーブを打っている方は、悪いことは言わないから今すぐ薄いグリップでサーブを打てるように練習した方がいい。その際にこの本はとても役に立つだろう。

DVD版もあるのでぜひ購入してみたい。