加藤季温のダブルスを勝ち続けるための絶対戦術
教材名 |
加藤季温のダブルスを勝ち続けるための絶対戦術 |
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講師名 | 加藤季温 |
内容 |
(3枚組)
【DISC2】攻撃のポーチ編
【DISC3】 強気のサービス&レシーブ編
| 価格 |
14,940円(税込) |
備考 |
サンプル動画
■鉄壁のクロスラリー編
■攻撃のポーチ編
■強気のサービス&レシーブ編
管理人のレビュー
【DISC1】 鉄壁のクロスラリー編
雁行陣VS雁行陣のクロスラリーがメインの内容。
ニュートラルポジション、ディフェンスポジション、オフェンスポジションとポジションを分け、自分のポジションに応じてどういうショットを打つべきかを解説している。
個人的にダブルスでのクロスラリーではすぐにコースを変えたくなったり、早めに凡ミスしたりと一番苦手な形である。シングルスと違い前衛がいるだけで難しく感じる。サーブ&ボレーの展開になることが多く最近はクロスのロングラリーを重視していなかったが改めていい勉強になった。
今後はDVDで言われているようにポーチを避けるために高い軌道で打つという意識をもっと強く持って練習していきたいと思う。
【DISC2】攻撃のポーチ編
この頃ポーチが決まりにくい。おそらく対戦相手のレベルが上がってきて、相手のリターンも守備も上手くなっているからだと思う。
そういう意味ではとても楽しみにDVDを見た。が残念ながらポーチについての教えは典型的なパターンばかりで平凡な印象。
あまり相手のことを想定していない感じがした。
逆に”ポーチで逆をつかれた時の対応”、”相手にポーチに出られた時の処理”は他の教材でもあまり見かけない項目で、とても参考になった。
私は逆をつかれて抜かれることも多く、相手のポーチも凌げないことが多いので、今後も何度も見直していきたい内容だ。
【DISC3】 強気のサービス&レシーブ編
デュース側のバックハンドリターン時に、スライスで逆クロスを狙うと面が負けやすいからと縦ロブを推奨していた。
これは経験上すごく分かるし楽だし有効だから私もその手はよく使うのだけど、どうせなら逆クロスにコントロールするコツも教えてほしかったなあ。ロブばっかじゃ、逆クロスに打てないのがバレてロブ待ちされたらやられると思うが…。
センターにしっかりサーブを入れた時に逆クロスへ振り遅れで入ってくるリターンもありうるという指摘は理屈じゃなく実践的でよいと思った。
しかしこの辺の話やストレートロブに対する切り返しパターンは時間を取って細かく解説しているのに、アドサイドのリターンに関して全く触れてないのが×。リターンがアドサイドの人は参考にならない。
またサービス&レシーブ編とあるけど、サービスの配球についてはボディサーブについてのみ詳しく解説している。それ以外はほとんどなし。
実は一番期待していたのがDISC3だっただけに残念な印象。
■総合評価
”絶対戦術”というタイトルのわりには、戦術に特化しているわけでなく、ちょっとだけ打ち方や心構え的なことも教えたりしてなんとなく中途半端な印象。
またトピックによって想定しているプレイヤーのレベルが急に高くなったり、低くなったりしている感じがした。
1つ1つのアドバイスの中にはためになるものもあったが、いろいろなテーマを詰め込み過ぎて全体としてまとまってない感がある。
全体的に雁行陣を想定して作られたと思われる内容であるので、どちらかというと雁行陣で戦う人にオススメだろう。
上達のヒント
クロスラリー:
センターに振られたら無理して角度をつけずストローカーのボディに返す。
ワイドに振られたら角度をつけてショートクロスに浅く返す。その際、前衛はストレートをケア。
ディフェンスポジション:
高い軌道のショットを打ちニュートラルポジションに戻る。(低いとポーチに出られやすい)
オフェンスポジション:
アプローチショットでは頭の高さをあまり変えないように。前方向へ蹴っていく。
浅いチャンスボールならストレートアタックもあり。アレーの浅めを狙う。
ファーストボレー:深く入れ相手にディフェンスゾーンで打たせる。
セカンドボレー:詰めてフォアのアングルボレーで決める。バックなら相手の間(センター)に打つと決めやすい。
ポーチに出やすい場面:
1.相手がセンターから打つ時
2.相手がスライスで打とうとしている時
ポーチを決めるコース:センター(二人の真ん中)orアングル
ポーチへ出ていく方向にスプリットステップ。相手にプレッシャーをかけられる動き。
セカンドサーブはできるだけフォアに回りこんでリターン
困ったらボディサーブ